インドネシアあるある ③イスラム教の儀式
インドネシアに限らずですが、インドネシアは世界きってのイスラム教国家で、ジャカルタでは約9割がイスラム教徒(ムスリム)です。
今日はそんなムスリムの友人から『割礼』について聞く機会があったので少し書いてみました。
『割礼』とググってもらえば意味はわかりますのでそこは割愛します。
割礼をする目的としては「身体を浄化するため」だそうです。
なぜかというと、イスラム教では、神様の前では汚れを洗い出し、身体を清潔に保つのが基本だからだそうです。お祈りの前に見える範囲の身体を水で洗うのもその理屈なんだとか。
手、腕、顔、足などお祈りの前には必ず清潔にしています。モールの中だとトイレの横に礼拝所があって、洗い場も併設されています。
なので、「残尿を排泄するために割礼する」という理解になります。
割礼の前にお金持ちの子どもはちょっとしたお披露目会をします。馬車や神輿に乗ったりしてこれから「割礼するぞ」と宣伝します。それと共に、いくらお金をかけてするかでその家の裕福度を示すのだそうです。
イスラム国において、お金が人の価値観を指標であることを垣間見れる瞬間でもあります。
男性だと10歳くらいまでに行うのが一般的です。子どもは恐くないのか?と思いますがやっぱり恐かったと聞きました。子どもには「欲しいものがもらえる」と言い、割礼するインセンティブを与えます(実際に身内からお金をもらったり、親から欲しい物を買ってもらえます)。
知り合いは自転車を買ってもらったそうです^^
男性の割礼は義務ですが、女性の割礼は自由です。女性の場合は生まれてすぐに割礼するのだそうで本人も当然ながら覚えていないのだとか。
割礼の方法も現在は色々あり、一般的な手術形式からレーザーまで、予算と希望に応じて方法を選択できます。
カッターは恐そうですね💦日本人の男友達はレーザー希望と言っていました(笑)
日本にいたら絶対聞けない割礼ばなし…
ムスリムの知り合いがいれば話をすると多いに盛り上がりますよ!
※インドネシア人女性に割礼の話をする場合は気を遣ったほうがよさそうです。中には開けっ広げな性格の女性もいるので、話してOKな場合もあります。
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