大切なのは誰を好きなのかでなく、誰と一緒にいる自分を好きかということ

機内で映画『脳内ポイズンベリー』を見ました。


三十路の小説家の女、櫻井いちこ。

7つ下の彼氏が出来るも彼といると振り回されっぱなし。

脳内で彼女の一部がワーワー会議をするのですが、穏やかな雰囲気でいることは一度もない。


彼のことが好きだけど、関係がうまくいかない。

彼のことが好きだから自分が我慢すればいい。

だから必死に彼のことを繋ぎとめてきました。

純粋ないちこ。だけど自分の感情に蓋をしがちでした。


ずっと一緒にいたい。

いちこの本音です。


でも現実は違う。

自分は幸せでない。

いちこは気づきます。


ずっと一緒にいることなんてあり得ない。いつか分かれる時は来る。

自分のことを好きと聞かれたらYESと答えられない。

自分のことを好きと言えない自分は幸せになれない。

自分の一部を殺してまで誰かと一緒にいる必要なんてない。

あなたといる自分は嫌い。

自分を好きになりたい。

だから自分は別れを選ぶ

いちこは彼氏との分かれを決意し、振り返ることなく自分の足で歩き始めました。



川崎貴子さんの記事で

パートナーと別れる場合は「自分のことを必要以上に否定するパートナーは要注意」とありました。

否定してくる相手は自分を否定しているのが習慣化しているですが、それを相手にぶつけて否定するのはまた別の話。

相手によって自分の価値まで下げられたらたまったもんじゃない!


パートナーが変わらないのは自分のせいでない。パートナーが変わることに期待しない。

相手は変わらないという事実を認めよう。変えられるのは相手ではなく自分の考え。


映画にはこのような教訓が込められていました。


単なる恋愛漫画を映画化したものかと思いきや、恋愛に一生懸命な女性を応援してくれる気持ちいい映画でした!

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