看護師・介護福祉士のEPA第9期訪日前研修開始と知って
インドネシアをパートナーにするメリット。
現場で働く医療者にとってあるのかとっても疑問です。
インドネシア人は日本のものが好きで、非常に親日だと思うけれど、だからといって日本で長く働きたいかは別の話。
インドネシア人と接していて思うのは、パートナーや家族をとても大切にしています。
平日は日本人のサラリーマンのように家庭を置いて飲み歩くこともない。まっすぐ家に帰ります。
休日も(一部の富豪や経営者のインドネシア人は別として)、モールや家で家族と過ごすことが多い。
だから、単身でEPAで日本に来て、仮に国家試験(以下国試と略す)に合格しても、数年したら帰国するのは明らか。酷い人は、鼻から国試に受からなくてもいいと思って日本に行きます。日本にいる期間お金稼ぐだけ稼いで、国試に落ちて帰国が命じられたらとっとと帰る人もいたと聞きました。
男女限らず、彼らは日本人のように仕事が最優先にはならない。
最優先は大部分の人の場合家族です。
家族が事故にあったり病気したら会社を休むのも普通。
そんなことしょっちゅうあるようです。他の人にしわ寄が来るのは困ったものですが^^;
ずっと家族といる国民が、家族と離れて暮らすのは無理がある。
家族ごと日本で迎えるとか、最初から任期付きの採用にするとか、迎え入れるならそれなりの準備(インドネシア人の生活様式・宗教への理解と配慮)なしには、採用にこぎつけたところで、人手不足はその場しのぎにしかならないでしょと思います。
ハラルマークのお店も日本は少ないですし、コーランがあったり、お祈りの方角が示されている場所も少ないでしょう。
日本はまだまだ、外国人には済みにくい国だと感じます。
一方
直接的な当事者である現場にとって受け入れはどうでしょうか?
EPAは経済交流が目的とのことですが、それって現場からしたらどうでもいい。
それよりも忙しく日々事故が起きそうな現状を改善すべく、人手にカウントされるようなインドネシア人なら来てほしい
のではないでしょうか?
人手不足が目的ではないけれど、そのように解釈されてもおかしくない位現場は疲弊しているのを、友人看護師から強く感じます。
でも、長く勤める気もなく、いつまでいるかわからないのに一時的に雇うのは現場にとっても迷惑。
インドネシア人は日本では家族がいなし、渋滞もないから遅刻も欠勤も、何かの言い訳に出来ないけど(苦)、それでも日本ほどの勤勉さに欠け、キャパオーバーの仕事量を求められるがついていけないのは、やはり現場にとっては雇用する意義がなくなる。
そんな気がするのは私だけでしょうか?
0コメント