「夫は仕事があるからいい。」 それは本当か?
―夫は仕事があるからいい。
苦労はあっても、やることがあるから自分と比べて、日々が充実している―
自分含め、そう思っているニョニャは多いのではないかと思う。けれど、先日主人の知り合いのご夫妻との会話から、実態はそうでもないと感じた。
夫たちは孤独に仕事している。
駐在妻が思っている以上に。
勤勉な日本人に比べ生産性が数倍低く、仕事の納期を守れない。就業開始時間の遅刻は渋滞のせいにし、一方でお昼の1時間はしっかり確保し、終了時間はキッチリ5時に帰宅する。仕事中もしゃべり仕事に集中しないし、報連相をしないで仕事をする。仕事が出来ないのにプライドだけは高いから扱いにくい…
叱ると次の日来なくなることや急に辞めることも当然のようにあり、叱られ慣れてくるインドネシア人もいるので、指導が従業員の仕事の改善につながるわけでない。
本社もインドネシア人と働く大変さを理解していないで業績を上げるよう要求するので、駐在員は板挟み。立ち上げで来た駐在員で鬱病になって強制送還したり、中には失踪してしまった人もいる。
逃げ場がない。
駐在妻も孤独だ。けれど、仕事で他のインドネシア人コミュニティーから外れている駐在員の疎外感に比べて、自分一人の孤独はいかようにも変えられる。友人を作るとか自分で目標を立てて行動するとかやり方は色々あるものだ。
主人が多少構ってくれなくても自分のことは自分で何とかする!
これ位の気概がほしいなと思う。
主人は仕事があっていい。自分は暇だ。
主人に対して羨むことが度々あった。
けれど、少し労りをもって考え方を変えてみよう。
主人は仕事で頑張っている。自分も何か目標を持って頑張ってみようと。
ひねくれる自分から少し脱皮した一日だった。
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