ファーストエイド講習会@SOSクリニック
本日はSOSクリニックの協力のもと、子どもの救命救急時の対応について教えてもらいました。マザーズクラブのスタッフさん含め70人ほどの人が集まりました。
開始前にお母さんとお子さんが中央に集まって交流できるようになっており、部屋の隅には授乳室やプレイルームが設置されているなどお母さん目線からの会場設置に心づくしを感じます。
本日の内容はインドネシアで注意したい病気、インドネシアの医療事情、そして目玉である救命救急講習の3部構成でした。
病気と医療事情はなんとなく理解が進んでいると思うので割愛して、救命救急措置については子どもに起こりやすい事故のトップ3を挙げて説明と実習が行われました。そのうちの溺水について少しまとめてみたいと思います。
①溺水
子どもは8か月~になるとつかまり立ちが出きるため、目を離した隙に浴槽に転落しているという事故が溺水事故の1/3を占めるそうです。浴槽だけでなく水槽やプールなどでも溺水事故が見られます。溺水を防ぐために50㎝以下の浴槽は蓋をする・残り湯を捨てるなどの対策が必要ですが、起こってしまう場合もあります。
その時の対処法としてDRACB法を教えてもらいました。
D:Denger
周囲が危険な状況にないか確認し、安全を確保する
R:Response
1歳以下の子は足の裏を触り息をしているか反応を見る。
それ以上の子どもは肩を叩いて見る。
A:Airway息をしていない場合気道を確保。
C:Compression
1歳以下の子どもは人差し指と中指で4㎝ほど乳輪の間を圧迫する。30回。
1歳以上の子どもは手のひらで5㎝ほど同部位を同回数圧迫。
B:Breathing
圧迫の後に2回ほど息を吹き込む。この時にフェイスシールドを使って実施。
むせ返したり息を吹き返すまで、医療スタッフが来るまで続ける。
やらせてもらってみて、人形を使っての実技でしたが、本来はもっとぐったりしてどの位圧迫したり、息を吹き込んだらいいのか不安になるはずです。それでも一度やっておくだけで、知識として頭に入っていれば使える可能性も高まるわけで、たかが練習されど練習。
前に出て実技を躊躇う人もいましたが、練習でも出来なければ実際に出来ないもの。後々になって後悔しない選択を一つ一つしていきたいなと思いながらの参加でした。
頂いたおみやげ。個人的にはくまさんが気に入りました^^
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