書評:『幸福の習慣』
毎日友人と会ったり、出かけたりして好きなことをしているハズなのになぜ今一つ幸せでない。
ここ最近ジャカルタ生活に慣れてきたからか、語学学校やランチ会など色々なことに新鮮味が無くなり、増々そのように思えてきました。
しかし、慣れてきた時こそ油断禁物(-""-)
慣れは感性を鈍らせて毎日の生活を楽しむものから、やり過ごすものへと変えていきます。そのため、最近積読解消と、ルーティン化されている習慣の見直しのために『幸福の習慣』を読みました。
中でも気になった箇所は…
①健康面
・炭水化物と糖質は食欲をコントロール細胞を破壊、中枢神経にもっと食べるように誤ったシグナルを送る
・不飽和脂肪酸(アーモンド・アボガドなど)の摂取は脳に過剰摂取抑制シグナルシグナルを送る
⇒ランチなど外食も多く、またインドネシアでは野菜が少ないので炭水化物・肉中心の生活になりがち…食べることは楽しみの一つなので食べる量を減らさず、取り入れやすいアボガドから食事にプラスしていこう思いました。
・食習慣は家族と親しい友人とよく似てくる。不健康であることにより慢性疾患にかかりやすく身体的苦痛、医療費の増大などに見舞われる。自分一人で健康になるよりもネットワークを活用したほうが習慣は維持しやすい。そのため、家族や友人の幸福度を上げるよう行動(投資)をすると、確実に自分にもその幸福が帰ってくる(リターン)。そして幸福の循環が続くようになる。また、幸せな家族・友人は自分を幸せにする。
⇒引き寄せの法則のように、成功する人の側には成功する人が、楽しい人の側には楽しい人がいるもの。少しでも早く幸せになりたいのなら、幸せそうにしている人と一緒にいる時間を持つ方が自分の幸福度もグッと上がりやすいはず。
②地域社会貢献
・人は水、場所、空気の安全をベースに幸せになるための第一条件とし、その次に家庭、地域とのつながりを条件とする。安全が守られていると感じる時、人はその安全は地域社会が自分に与えてくれていると思うため、地域に貢献したいと感じている。
⇒ジャカルタに住んでいてこの視点はなかったが、行きつけのお店があるのも、店員がいて商品があり、また土地があるから。ジャカルタという地域に与えられて生活していることになる。お店を利用する時は当たり前のように挨拶や感謝したいものです。
③仕事と幸福度
・最も多くの時間を費やしていることがその人を作り上げている
・仕事は健康・人間関係・地域社会・お金と言った他の4つの要素に比べて最も人の幸福度に影響を与えやすい。
例えば…
配偶者の死はその直後はダメージが大きいものの、数年で配偶者が亡くなる以前の幸福レベルまで回復する。一方、1年以上続く失業のダメージは失業直後から完全に立ち直るまで5年ほどかかるとのデータが出ている。
・仕事の幸福度は長寿にも関係する。95歳以上の高齢者のうち80歳まで働いていた事例がある。仕事の満足度=人生の満足度
⇒仕事は何も経済活動だけを指すのでなく、主婦であれば家事、学生であれば学業など、自分の生活の根幹をなす活動を指しています。今は専業主婦のため家事、学業(語学学校・医療)が主。
ここでの生活は一生続くわけではないものの、日々の過ごし方が未来の自分を作ることには変わらないでしょう。
けれど、後に振り返って、何も語ることのない日々だったのか、色々なことに挑戦した日々だったのか?どちらを選択したいかは今決めないと明日も明後日も成長も感動も驚きもない一日が続くことになります。
そのためにも、瞬間的な選択で顔を見せる「楽したい自分」と「成長したい自分」の2人の自分のうち、後者の自分を少し後押しできるようにしていきたいなあと思いました。
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